2010年7月9日金曜日

第12回 7月8日 生産性の概念と測定

とても乱暴なまとめ方ではありますが・・・・

①どんな生産性情報であっても比較する場合には、補正する必要がある。ナマのデータには落とし穴がある。

②全要素生産性は、有効な手段であるが、膨大な労力を測定のために必要とする。

③全要素生産性を変化させる要素は、大きく4つある。
 (不良率・仕掛品在庫・新規投資額・設計変更や生産量変動)

●生産性=インプットとアウトプットの比率  どちらが分母でも良い。(生産性と生産性関数)
 (生産要素の投入と経済的に有用な産出の比率)

●生産性には、大きく二つある。
 部分生産性と全要素生産性(TFP)

●部分生産性の例
 労働生産性・資本生産性・原材料生産性(歩留まり率、コークス比)

●工程から製品への設計情報の転写の効率(P121図5.3)

●生産性向上のためのアプローチは、2種類
 1.情報転写のスピードを上げること。
 2.情報転写時間のシェアを上げること。→JIT(正味作業時間比率の増大の重視)

●投入の増加で説明できない産出の増加=全要素生産性の増加
 1.インプット→プロセス→アウトプットのサイクルで、インプットを増やさなくてもアウトプットが増えること
 
 2.その現象を「技術進歩」・「生産関数のシフト」という。

次回は、7/15 P135-P143 「学習効果とその測定」です。 
  

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