2010年6月18日金曜日

第10回 6月17日 表層の競争力と深層の競争力

●尊敬される企業とは、利害関係者(ステークホルダー)の満足度のバランスが取れていること。

わが社は社会貢献・従業員・株主・お客様・サプライヤーの満足度のバランスが取れているのでしょうか?

●企業の唯一の目的とは?
「顧客の創造」であり、「既存顧客を満足させる力」+「新規顧客を誘引する力」

●4PとQCDF
 
 4Pとは顧客が直接触れることができる表層の競争力 
製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)
 
 QCDFとは表層の競争力を支える顧客が直接触れることがない深層の競争力の要素
  品質・コスト・納期・フレキシビリティー

●Q=品質には二つの種類がある。
  
設計品質=製造の目的として狙った品質

製造品質=設計品質を狙って製造した製品の実際の品質
  
従って「不良品」には、設計不良と製造不良があり原因と対象が異なる。

●C=コスト 製造原価(深層の競争力としてのコストの場合)
  
労務費・材料費・経費(開発費・減価償却費)・販売費・一般管理費 など図4.3参照

●D=納期 必要な時に必要な量を届ける力

●F=フレキシビリティー
 
QCDが外的要因の変化によってマイナスの影響を受けない度合い
 
例えれば 変動費に対する固定費の比重が小さくてすむシステム (共通部品化・工程汎用性)
  
   高いフレキシビリティーと高い生産性は両立する=TOYOTAのJITの事例

ケーススタディー
 
  ●HondaとTOYOTAのフレキシビリティー
             
  ●ユニクロの売価設定と売り続ける力
             
   を議論しました。

参考資料の紹介 
    www.gbrc.jp/journal/amr/free/dlranklog.cgi?dl=AMR4-2-5.pdf
    さわりだけですが、ToyotaとHondaの違いが触れられています。
    藤本教授の直接講義の様子が紹介されています。      

次回は第11回目 
         6月24日 P109~P116 第5章コスト・生産性の管理と改善 です。   

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