2010年6月24日木曜日

第11回目 6月24日 原価管理


第5章 コスト・生産性の管理と改善
 P109-P116

 原価の種類について お話しました。「労務費・材料費・経費・販売費・一般管理費」「変動費・固定費」
 
 原価管理の手法には、「ダイレクトコスティング」と「フルコスティング」があり
 
 その問題点を克服するために
  
 「ABC(活動基準原価計算)会計」 「スループット会計」 「原価企画VE手法」などが生み出されました。
 
 バリューエンジニアリングについて、方程式を説明しました。

 
 
原価会計の歴史については図を参考にしてください。

 判りやすい資料の掲載アドレスをつけていますので、次回までに目を通しておくと、理解が早まります。
 次回は、7月8日 P116-P134を予定しています。
  

2010年6月18日金曜日

第10回 6月17日 表層の競争力と深層の競争力

●尊敬される企業とは、利害関係者(ステークホルダー)の満足度のバランスが取れていること。

わが社は社会貢献・従業員・株主・お客様・サプライヤーの満足度のバランスが取れているのでしょうか?

●企業の唯一の目的とは?
「顧客の創造」であり、「既存顧客を満足させる力」+「新規顧客を誘引する力」

●4PとQCDF
 
 4Pとは顧客が直接触れることができる表層の競争力 
製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)
 
 QCDFとは表層の競争力を支える顧客が直接触れることがない深層の競争力の要素
  品質・コスト・納期・フレキシビリティー

●Q=品質には二つの種類がある。
  
設計品質=製造の目的として狙った品質

製造品質=設計品質を狙って製造した製品の実際の品質
  
従って「不良品」には、設計不良と製造不良があり原因と対象が異なる。

●C=コスト 製造原価(深層の競争力としてのコストの場合)
  
労務費・材料費・経費(開発費・減価償却費)・販売費・一般管理費 など図4.3参照

●D=納期 必要な時に必要な量を届ける力

●F=フレキシビリティー
 
QCDが外的要因の変化によってマイナスの影響を受けない度合い
 
例えれば 変動費に対する固定費の比重が小さくてすむシステム (共通部品化・工程汎用性)
  
   高いフレキシビリティーと高い生産性は両立する=TOYOTAのJITの事例

ケーススタディー
 
  ●HondaとTOYOTAのフレキシビリティー
             
  ●ユニクロの売価設定と売り続ける力
             
   を議論しました。

参考資料の紹介 
    www.gbrc.jp/journal/amr/free/dlranklog.cgi?dl=AMR4-2-5.pdf
    さわりだけですが、ToyotaとHondaの違いが触れられています。
    藤本教授の直接講義の様子が紹介されています。      

次回は第11回目 
         6月24日 P109~P116 第5章コスト・生産性の管理と改善 です。   

2010年6月11日金曜日

第9回 6/10 フォード生産方式 アメリカの学び方から学ぶ

T型フォードの生産台数と売価の変化、時代の流れをグラフにしてPLCモデルを考えました。

T型フォードについては、http://www.ne.jp/asahi/happy/jollyboy2/car75.htmに詳しく記載がありますので参考にしてください。

流通革命の父として知られる、シアーズローバックについて、ドラッカーの説と記載書籍を説明しました。

1895年 アメリカ全土の農民をマーケットした、通信販売業
1905年 世界初の大量生産工場 日程管理の実施 シカゴ配送センター
1920年 小売業の移行(GMS)
1954年 メーカーへの移行

アメリカのマーケットの変化に合わせたイノベーションを繰り返した企業の事例として紹介しました。
シアーズについては、アメリカ研修の前に調べておくことをお勧めします。

世界で初めて「仕事」を正面から分析対象とした、科学的管理法のテイラーとテイラー主義について、わが社の事例を挙げて説明しました。

フレデリック・ウィンズロー・テイラー (Frederick Winslow Taylor, 1856年3月20日 - 1915年3月21日)は、アメリカ合衆国の技術者(技師、エンジニア)で、経営学者。科学的管理法の発案者で、現代においては「科学的管理法の父」と言われていますが、実態についてはP74に詳細があります。

テイラーについては、
「仕事の分析」の前に、「何を生産したいか?」を定義づけることからはじめなければならない。という
「ドラッカーの批判」も紹介しました。

次回は、6/17 第4章に入ります。P94~P108を予定しています。